06/04/25@ブスの瞳に恋してる

第3話 
「ことわっておくが、彼女に対してはお笑いの才能への関心しかない。僕をどう思っているかは特に興味はない」
そうだったのォ!?
前々回、前回と美幸が「みんなが自分を笑いものにしようとしている」と憤っていて、おさむにとっては「可愛らしい」とか「ときめき」「癒し」といった類の感情が「面白いものに対する好感」と混然となっていることがわからないのか……と見ていたのだけど。

それは視聴者の誤解でしかなく、本当に「美幸のキャラで笑いをとりたい」としか思ってなかったわけだったのか。
第1話のパーティも、第2話の番組出演オファーも。

じゃあ、美幸のリアクションは何ら間違ってなくて、「彼女がいながらおさむが二股をかけてるわけ」でも「現在の彼女に物足りないものを感じつつ、それを美幸が秘めていることに気づいて心変わりしつつあるわけ」でもなく、まったくもって美幸を女として見ていなかったわけだ。
前回、元カノ(井川遥)の面影と重なるような描写をしてたから、すっかりと勘違いしてました。
そうなると、今後は相思相愛となるのかしれませんが、おさむは自分の仕事にプラスになるなら相手(仕事上の付き合いの芸人さんでなく、番組以外のつきあいな人に対してまでも)の気持なんかほとんど考慮しない人なのか……実際の鈴木おさむさんはそんな人じゃないでしょうけど、このドラマにおける山口おさむは。

「一度否定されたくらいで諦めるような作家とは俺は仕事したくない」
実際、素人の反応なんて「初めて見せられた時は総スカンだったのに、情報番組や雑誌でひとたび取り上げられるや赤丸急人気」のような気まぐれな部分が多分にあるのは事実でしょう。
だからといって、それを完全に肯定してしまう人もイヤなものですが……この人もそういう部分があるんでしょうか。
一度、ダメ出しをしておいて、言われた通りに別の物を作り直すのでなく、諦めずに再び持って来たのに対してOKを出すような。
相島さんの演じるプロデューサーなんかは、いかにもその場その場で手のひらを返しそうですが。
作家としたら、懸命に考えたものを力関係にまかせてボツにされたり、日程が迫って来たらロクに目も通さず再提出されたものをベタぼめしたりするような局員とは仕事しなくないでしょうね。
一度否定されたものをもう一度作り直しても大差ないものが出来上がってしまうというのも一つの結果ですが、諦めて相手が求めた要素を採り入れるように努力し、違ったカラーの作品に仕上げようとする作家も(この場合で言えば、おさむが打ちのめされた末に得意とするお笑い風ではなく、ミュージカル仕立てとか雑伎団みたいなショーを構成しても)認めてやって欲しいものです。

「何もできません」
かたくななまでにバラエティを拒んでいた美幸の理由は
・第一印象というか外見というかで、笑いがとれるかしれない。
・だが、流れるような話術や肉体を使った一発芸があるわけではない。
・ならば、いずれ飽きられる。
・台本に書かれたキャラを演じる女優であれば、飽きられることなくコンプレックスを抱えた現実の自分とは別の人間になっていられる。

芸人やバラエティを嫌悪していたのは、一生懸命にパフォーマンスのための努力している人たちに対して、自分のような何の芸もない存在が笑いをとってしまうのは正しくない(ある意味、あくまでも一時的で卑怯な反則)……という意識もあってのことだったようにうかがえる(もちろん、単に他人から物笑いのタネにされるのがイヤだ……というのもあるけれど、それだけでなく)。

だとすると、“お笑い”というのが女優に比べてランク下の劣るものだから蔑視していたわけでなく、“他人から笑われることが(恐いくらいに)耐えがたい自分”に対して“積極的に他人を笑わせようとするタフな芸人さん”というものを凄い人たちと認めていることになる。
どちらが上かではなく、別のジャンルのパフォーマーということで。

さかんに“女優志望”を宣言していたのがお高くとまった女だからではなく、自分には出来ないこと(気づかないだけで、そちらの道で自分には天性の素質がある設定なようだが)をやってのける人たちへの敬意からの“あたし、バラエティは見ませんから”であったことになる。

それはそれでひとつ、筋が通っている感じもするんだが、前回までの印象としては女優が格上で、バラエティは格下という感がありましたよね、


※今回、ドラマとしては良い感じ。
 美幸が合コン(?)の話を持ち出す時の戸惑いとか表情とか。
 そしていざ当日となった時に、“ゴレンジャーで誰が好き”ってのは“そんな話を振るかぁ!?”ながら、MEGUMIを口説きに入ってるような業界人ぶりとか、滝沢さんとプロレス話で盛り上がってるシーンは面白かったですし。
 でも、今回のメインイベントであるファッションショーのママチャリが好評ってのはねぇ……改めてドラマの中で“笑い”を扱うのは難しいと感じさせられました。
 以前、「こんな私に誰がした」というドラマ(わぁ!! コレももう10年前のドラマだよ。時の流れって速いね)でも筒井道隆と武田真治の演じる若手芸人コンビというのが主役だったんですが、それも劇中で2人が漫才トークをする際、笑いがスベるのが作為的すぎたり、逆にウケるのが嘘っぽかったりみたいなのがあったような覚えがありますけど。

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