08/05/06@おせん

原作コミックを読んでいない人には特異なシチュエーションがとっつきにくく、原作読者に対してはキャスティングを始めとしてメインキャラがやや異なるものにされていることに違和感……という印象の1~2話だった。

最初の料理対決にしても、状況説明はなされてるとはいえ、「板前ではなく女将がなんで店を代表して腕前披露なの?」と変に思うのが普通だろう。
食事の一件だけで夫婦仲が修復ではあまりにも都合が良過ぎると、春の新番組として見た人から思われても仕方ない。

原作は元々、料理マンガというわけではなく、店の看板を自分で彫ってしまう、逸品な器のレプリカをあっさりと作ってしまう腕前もあればこそ骨董の造詣もうなずけるものなわけであり。
それが単なる技術的な能力ではないことから、その筋のプロフェッショナルも一目置く奥深さをもったキャラとなっていたりするのだけど、そのあたりを定着させずに突拍子もない展開や、ドジ踏みをバタバタと盛り込まれては原作ファンは見る気にならないだろう。

原作とは別物のドラマ版として仕上げられりゃ良いんだけどねぇ……と思ってれば、早速の今回。

別モンだ……バラバラに切り離した設定やセリフは部品として散りばめててあるけど。
(原作ではシズさんの若い頃、夫婦になるかも知れなかった相手がタコ引きの竜。シングルマザーで育てた娘の結婚話が進む頃、娘がいることなど知らぬ竜は包丁を握れぬ腕のまま香具師に身をやつして……というもの)


まいった……。おせんさんが、勘違いから勝手に思い込んだ相手に「お父っつあん!」だなんて。
原作では、まずあり得なそう(「絶対にない」とまでは断言できないけど)。
これはもう、“ロリおかみ騒動記”というか……


「どっちが好みか?」となれば、私ゃ原作の方だよ。
こってりとした話の展開で。

でも、ドラマ版の方が「一見さんの客は来るけど、なじみの客には好まれない」というのを入れることで、一升庵の板長として若輩が抜擢されるのが(ちなみに、原作では清さんではなく別の青年)わかりやすくなっている。
一般視聴者が料亭ドラマとしてすんなり見れるように46分のドラマとして、まとまってる。

西村雅彦さんの芸風のおかげで出来上がってる部分が大きそうな気もするけれど、こうやって原作とは別の持ち味なドラマということを明確にしてくれれば、次回以降も見続けられそう。
(マンガのタコ引きの竜は体格の良い男ということなんだけど、西村さんの顔つきと「似ている?」と問われれば「微妙に似ている」と答えたくなる容貌。レギュラー陣以上に適役!?)
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