04/11/02@めだか

●第5話
パズル迷路の本「目玉の体操」の著者である芦ヶ原伸之先生(多才な人で奇術、催眠術など色々と造詣があり、25年前の時点で老後に楽しむためのゲームソフト作成をしていたとか)の言葉で、俺は色んなことをやってるようで実は割と共通している。
奇術、催眠術、パズル……これらは皆、人をダマすことだ。意表をついて驚かせたり、錯覚を使って頭をひねらせたり、いたずらみたいなものだったり。
その時の相手の反応が面白い。

催眠術はテレビ番組のヤラセじゃなく本当に可能なことだ。ただし、他人の言葉に対して疑り深い野郎にはかかりにくい。
逆に自分が「催眠術にかかってしまうかもしれない」「他の人に操られてしまったら恐い」というような不安をどこか心の隅にでも持っている若い女だと、あっさりと引っかかってしまう傾向が強い……とのことだ。


すなわち、マジックというのは基本的に善人のパフォーマンスではなく、ある意味で人の悪い人の特技なんじゃないかと思う。
実演販売の手際なんかもマジックと通じる部分があるだろうか?

というわけで、「自分を印象づけようと思って始めてみたらハマッちゃった」というのだと、そこで客の視点というのが抜けている。
きれいにトリックが決まって気持ち良いというパフォーマー自身の立場や向上心ははっきりしてるが、それを見た他人がどう思うか?
本人が関心を持つのは良いのだけど、バカ正直な善人には向かないものなんだろう(サービス精神旺盛で、他人の笑顔のために無償の努力を惜しまないような人にはもってこいだろうけど)。

見た人がそれを喜んでくれるか? あるいは仕掛が何なのか考えてもわからずにヤキモキするか? だったら、ウソでもヒントを与えるとか、まったく別のトリックを見せて関心を次のことに向けさせるか?……というような状況判断。
それが抜けていては不味い。
保険の得意先廻りの時に、「話を聴いてもらいたい」「相手の気を引きたい」という自分の都合だけで種田さんが手品を見せて、邪魔者あつかいされる描写があるが当然な反応だろう。

「お人好しで気配り性だが根は強情なところもある」というのは感じの良い人のようでいて、下手すると「腰は低いんだけど、そのくせして場の空気をまったく読まずに一方的な言動をとることもある」という傾向になりがちなので、そうはならないよう、注意も必要だろう。

前回の文化祭マジックがお世辞にも好評とは……という原田泰造の感想は案の定。
それが今回は成功というのは“息子に父親として毅然と対することで度胸や自信を得た”というより、みんなに協力してもらっている設営物が壊されかけた際に見せた「自分の生活を周囲で包んでくれている他人の存在を感じとる」ということの反映なのだろう(ドラマとして)。

ただ、気にかかるのが、「4年」ということで清春くんが何年生なのか知らんが、息子の通う高校の定時制に父が入学して来たのではなく、一念発起した父が定時制に通っていた三葉学園の全日制に息子が入学して「親子で同じ高校とバレたら、オヤジは退学しろよ」ってのは変じゃないかということ……なんだけど、まぁ良いか。ドラマの都合ということで。

※ 中高エスカレータの学園で、夜間部もあるのか? バスケで推薦が取消になったら……て、結局、どこかの強豪への推薦がダメなんで付属高校に上がったのか? 推薦入学になった高校が父の在学校? それとも付属中から高校に上がるのに特技が考慮されないと引っかからないスポーツバカ?

※※ 保険屋さんと定時制で同級生の、子連れホステスとか工務店勤務とかいたら、勧誘話になりそうだよなぁ…。

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